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2021年02月15日号のバックナンバー

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フォーカス

「つくる」ことに向きあう場を美術館のなかに
──府中市美術館「公開制作の20年 メイド・イン・フチュウ」

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[2021年02月15日号(白坂由里)]

あるひとつの部屋に、作家がやってきて、作品をつくり、来館者と交流し、また次の作家にバトンを渡すように去っていく。東京都の多摩地域中部に位置する府中市美術館、その一角に開館時から常設されている公開制作室で継続されてきた営みだ。20年で79組約100名にのぼる公開制作プログラムを振り返る企画展「公開制作の20年 メイド・イン・フチュウ」を紹介しながら、美術館における公開制作の意義を考える。

キュレーターズノート

自然の匂いを描く──「竹﨑和征 雨が降って晴れた日」

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[2021年02月15日号(橘美貴)]

高知県立美術館が今年度新たに展覧会シリーズ「アーティスト・フォーカス」をスタートさせた。本シリーズは高知ゆかりの作家を紹介するもので、本稿では、初回となる「竹﨑和征 雨が降って晴れた日」をレポートする。
高知県須崎市出身の竹﨑は、大学卒業後、関東で作家活動と並行してギャラリーで働くなど、さまざまなかたちでアートに関わる。その後、2012年に高知に戻ってからは、地元須崎でアート事業「現代地方譚」の立ち上げにも尽力し、現在は香川県丸亀市に拠点を置いて作家活動をしている。本展は竹﨑の近作の平面作品を中心に、立体やインスタレーション作品など約60点の作品を紹介した展覧会で、「a. 足し引きの美学」から「f. 日常の風景」まで、主に作品シリーズごとに分けた六つのセクションによって構成されている。

アート・アーカイブ探求

ジョット・ディ・ボンドーネ《最後の審判》──秩序と混沌「森田義之」

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[2021年02月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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