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2021年11月15日号のバックナンバー

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フォーカス

いまこのタイミングで「移民」についての言葉を交わすこと──4人の日系アメリカ人グラフィックデザイナーを通して

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[2021年11月15日号(野見山桜)]

日系アメリカ人のデザイナーやアーティストと聞いて、まず思いつく人物はイサム・ノグチだろうか。しかしそれ以外の人物の活動や作品を即座に挙げられる人は、おそらくそこまで多くないだろう。日本で生活する多くの人にとって、日系アメリカ人は近いようで遠い存在として捉えられているのが実情である。
デザイン史研究者の野見山桜氏は、2020年春より、ポーラ美術振興財団からの助成を得て、4人の日系アメリカ人グラフィックデザイナーについての調査研究を行なっている。近代デザイン史を専門とする野見山氏は、展覧会「デザインの(居)場所」(東京国立近代美術館工芸館、2019)の企画や、書籍『クリティカル・デザインとはなにか?』(ビー・エヌ・エヌ新社、2019)の翻訳など、デザイン史を通じた社会の考察を試みる活動を続けている。今回のテーマに関連して、2021年12月4日(土)から18日(土)まで「Overpassing the Bounds 4人の日系アメリカ人グラフィックデザイナーについて」というイベントも開催予定だという。
日系アメリカ人デザイナーの、特にグラフィック分野の研究に着手する人はこれまであまりいなかったというが、今回のテーマに野見山氏が辿り着いた経緯や、その研究活動に広がりを持たせるために考えていることなどについて、示唆深い原稿をご執筆いただいた。(artscape編集部)

キュレーターズノート

「コレクション」を考える(1)──「コレクター」を展示する

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[2021年11月15日号(志田康宏)]

今号より「キュレーターズノート」にご寄稿いただく栃木県立美術館の志田康宏氏には、「コレクション」の収集や保存、その活用に関する考え方や制度の原点を照らしながら、現代社会におけるその役割をとらえなおすというテーマを掲げていただいた。第1回目は多摩美術大学美術館で開催中の「寺田小太郎 いのちの記録─コレクションよ、永遠に」展をもとに、寺田小太郎という稀世のコレクターとその収集の精神について探っていただく。(artscape編集部)

アート・アーカイブ探求

アンディ・ウォーホル《黄金のマリリン・モンロー》──豊かな空虚「林 卓行」

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[2021年11月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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