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2022年07月01日号のバックナンバー

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フォーカス

【パリ】フランスの新しい潮流 ギャラリーが狂奔するNFTアートのリアリティ

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[2022年07月01日号(栗栖智美)]

2021年3月、ビープル(Beeple)の作品《Everydays - The First 5000 Days》がクリスティーズで6,930万ドル(約75億円)の高値で落札されたことを契機に、NFTアートは一気に認知度を高めた。その後もNFTアートの参入者は増え続け、実態はわからなくともNFTアートが「バズワード」となりつつある。
今回は2021年後半から2022年上半期にかけて、フランスで行なわれたNFTアートに関するニュースをレポートしようと思う。フランスでは、NFTアートがどのようなかたちで、多くの人に注目されているのだろうか。

キュレーターズノート

目の前の身体とどう向き合うか──Unrest 62|22 レクチャー、アーティストトーク、パフォーマンス 変動する身体 FEAT. 小林勇輝

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[2022年07月01日号(能勢陽子)]

私たちはみな、それぞれの身体でこの世界に存在している。ところが、社会のなかで一糸纏わぬ裸になると、それは途端に秩序を乱す異物になり、ノイズを発し始める。なにも身に付けることのない動物たちに比べると、これは奇妙なことであるかもしれない。誰もが持っている自然のままの体は、欲望を喚起し、あるいは生の生々しさを晒け出しすぎるため、社会のなかでは反文明的な存在になるのである。

2つの民衆版画運動が現代に照射するもの──「生活」的アプローチの広がりとジレンマ

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[2022年07月01日号(町村悠香)]

町田市立国際版画美術館で開催している「彫刻刀が刻む戦後日本─2つの民衆版画運動展」は間もなく会期末を迎えようとしている。筆者はartscapeで数回に渡り本展の調査経過について述べてきたが、展覧会が始まったあとは企画者の手から離れて成長していったように感じる。来館者アンケートや展覧会レビューなどを読むと、鑑賞者それぞれが自らの体験と照らし合わせながら解釈し、企画者も気づかなかった視点にハッとさせられることがある。

トピックス

artscape編集部が選ぶ!夏休み親子・キッズプログラム2022

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[2022年07月01日号(artscape編集部)]

夏休みの親子・キッズにおすすめの展覧会やワークショップをセレクトしてご紹介します。コロナ禍でワークショップの開催を見送っていた美術館も、この夏は少しずつ再開していますが、感染症対策として少人数での開催になっていたり、事前申し込みが必要なところも多くあります。お出かけ前には公式サイトで最新情報をご確認ください。
このページのほかに、「アートフラッシュニュース」でも紹介しています。また、お近くの美術館の情報を掲載している「ミュージアム検索」も、ぜひチェックしてみてください。(artscape編集部)(2022年7月19日更新)

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