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2023年10月15日号のバックナンバー

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フォーカス

展覧会を持ち歩くことで見えてくる風景──「風の目たち/The eyes of the wind」

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[2023年10月15日号(鈴木沓子)]

不安定な情勢を抱える一部の地域を除いてではあるものの、パンデミックが収束に向かうにつれ、国を越えた移動に際してのハードルは次第に以前の状況に戻りつつある。アートスペースの立ち上げや「ATAMI ART GRANT」などの展覧会企画に携わってきたアート・アンプリファイアの吉田山氏が、2022年に個人的に始めたポータブルな展覧会プロジェクト「風の目たち/The eyes of the wind」は、「機内持ち込み手荷物」の範囲に収まる作品で構成されるミニマルなグループ展であるものの、偶発性を呼び込む図らいによって海を渡った現地の街に新たな風景を生んでいる。全貌を見ることの難しいこのプロジェクトの道行きについて、ストリートアートなどを中心に執筆活動を行なうライター・翻訳家の鈴木沓子氏に寄稿いただいた。(artscape編集部)

キュレーターズノート

生き生きと、長持ちさせる方法を巡って──『ダンスダンスレボリューションズ』と上演の軽さ

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[2023年10月15日号(谷竜一​)]

2023年の京都芸術センター Co-programのなかでも、カテゴリーA(公演事業)という上演演目の共同主催での採択企画「松原俊太郎 小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク 不自由な言葉を離す身体『ダンスダンスレボリューションズ』」は、松原と小野・中澤の5作目の協働となる企画だった。
1カ月あまりの制作・上演の日々から、上演を続けるとはどういうことなのかについて、筆者はイメージを巡らせることになった。

アート・アーカイブ探求

フリーダ・カーロ《二人のフリーダ》──痛みの存在「堀尾眞紀子」

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[2023年10月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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