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MORI channel|水戸芸術館現代美術センター学芸員・森司によるブログ。学芸員の日常や最新のアートニュースを伝えます。
2005.2.16

レセプションの翌日

地震M5.6。朝のニュースで大きさと震源地を知る。明け方に揺れで目を覚ます。きしきしと大きく揺れている。しかし、どうもすることもなく/できず、静かに待つ。この明け方の地震で電車のダイヤが乱れ、ぼくがいつもの時間にホームに行くと6、7時台の列車が告知されていた。あわや間に合わないのではと内心ハラハラしたけれど、かろうじて学生を招集している時間に芸術館に入ることができた。ホッ。


午前中は、アーキグラムの展示対応で休講にした茨城大学の講義の補講。それを水戸芸術館で行う。アーキグラム展を見て欲しかったのと、実際の展覧会を素材にどこをどう見るものかを話すことで講座を終わりたかったからだ。


ぼくが震源地に近いエリアに住んでいることを知る友人たちから「どう?」と気遣いのメールを頂く。有り難い。我が家の被害は、金魚が1匹。水槽からこぼれ出ていて朝気がついたときは天に召していた。


地震もあり、雨も降り肌寒いと感じていたら雨が雪になり、そして雨になった。水戸はそんな冷える1日だったのだ。
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それでも雪かと青森の友人達に笑われそう。雪が白いということはとても大切に思える。

その一方で昨夜、ホットなオープニング・レセプションをもった日比野氏とは互いに行き違いが続き、結局直接話すことはできなかった。しかし、日比野さん自身からのメールと伝言、そして事務所からの知らせから、本当にかなり密度の濃いホットな一夜だったことが分かってくる。「EXPO HIBINO」へ協力を打診している先の方々が会場に参じてくれたようで、それぞれの人といろいろ話せたと言うことのよう。盛り上がりを感じずには居られない。この期を逃してならないぞ。明日は話せると伝言が残っていたので、対応について日比野さんと協議し、先方があつい間に回答を携えサクッとお願いにあがり確定しないとね。
本当にじわじわと展覧会が動き始めたことを体感する。応援団が多いほど盛り上がる。大枠かための正念場にさしかかりつつある。しっかりしないと。風邪を引いている場合じゃないのは分かっているが、抜けきったハズの風邪がぶり返し咳をしている。

Posted by 森司 at 02:54 | 一人万博











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