この言葉が茂木健一郎氏の講演会用の言葉なのか、頭の中で閃いた瞬間を「アハ!体験」とその世界で言うのかは知らないが、閃く瞬間を「アハ!」と言い切る茂木さんの痛快なアートと科学の(幸せな)存在のワケを聞く。なるほどね〜。
「クオリア」を提唱する茂木さんらしい、感覚領域のサイエンス側からの説明は興味深かった。あの領域まで踏み込めば本人「自分が科学者であるかどうかは重要ではない。」の弁以上に、背後に「(自分は)アーティストに近い(思考家)なのかも」のつぶやきが聞こえてくる。それくらいアートを信じ、アートの好きな茂木さんだった。水戸の展覧会は実によく見てくれていて、椿昇氏とも講演会で一緒したこともあり、折り紙カタログを貰いもってるとのこと。道理で話が早いわけだ。8月の日比野展も必ず見ます。いや、「現場好きなので準備の時から」とも。ええ、お待ちしております。日比野さんのクオリア的解析をお願いしたいほどですから。
今回の企画のテーマは「『微弱なるもの』を大事にする日常の感覚」の価値としての提示なのだから。
対談するお二人。中央:茂木健一郎氏、右:日比野克彦氏、左:司会/帆足亜紀(アーカスプロジェクト ディレクター)
アーカスプロェクト2004第2回アートセミナー「日常的に表現すること」の2部は日比野さんの言葉を使ったワークショップ。分からないムズムズ加減を楽しもう!とするもの。これが難しい。「分からないを楽しむ」は実は、かなり高度で知的な作業領域のものだ。
講演会後、大所帯だったのでシェイキーズに行く。みんな懐かしさに浸るものの、かつてほど食べられず。あっと言う間に失速。食べ放題バイキングだったというのに、躰は正直。
20時の高速バスに、バスセンターから乗る日比野チームを見送り帰路につく。
隙間の時間にこちょこちょと日比野さんと情報の交換をしつつ、今後の進行についての確認。この日も大事な案件に弾みがつくことを期待・確認できる状況があり、とても満足。次回は24日終日の打ち合わせ。ね、準備、佳境に入ってきているでしょ。後開催まで何日なんだろう?
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AHA!体験:茂木健一郎 from double face-d
トラックバック時刻: 2005年10月14日 15:08