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MORI channel|水戸芸術館現代美術センター学芸員・森司によるブログ。学芸員の日常や最新のアートニュースを伝えます。
2006.10.11

滋賀・大阪・兵庫

京都に泊めてもらったので、振り替え休を取って、関西の美術館を駆け足で見ることに。
あいにくと朝から雨。最初の目的地である滋賀県立美術館に着いたときにはかなりの降り。10時過ぎに会場を回り終えたら、最後の部屋で個展開催中の中ハシ克シゲさんが黙々と制作を行っていた。そこに三々五々友の会のお手伝いの人たちが出かけてきていた。会話のやりとりかお世話になったことが見て取れる。地域の協力が得られないと実現しないタイプのひとつともいえる。会場の作品はすべて美術館の別の場所で制作したとのこと。京都芸大の彫刻家の教員ととし移籍しため比較的時間が自由になるのでやりくりできているとのコト。何よりだと思う。
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ZEROs―連鎖する記憶展は、2007年4月-5月の会期で鳥取県立博物館にこのあと巡回する。


大阪に向かいでまず2年ぶりの野村仁個展。2年まえの作品も収録された作品集「野村仁:偶然と必然のフェノメナ 見る」(赤々舎)が刊行されていた。野村作品の攻略には必須の1冊が作家自らの手で用意されたタイプの本。
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新作「宇宙樹’06」

信濃橋画廊で、久しぶりに森口まどかさんと会い、作品を見せてもらい、お茶をもらって一服。

申し訳ないぐらいの滞在時間で辞して、国立国際開催中の「ESSENTIAL PAINTING」展を調査。そうそうたるメンバー計13作家の作品が展示されている。

そこから伊丹市美術館に向かい、今村源個展を堪能。
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ノマルエディションから刊行されたアーティストBOOKとしてのカタログも魅力的。中ハシ克シゲ展のカタログも充実した内容のものだ。

本で重みを増したカバンに絶えかね、タクシーで空港に向かう。この時にはすっかり雨もあがっていた。搭乗予定時間30分ちょっと前に着いたのだが、乗る予定の便の到着が出発時間頃になるというアクシデント。他社便に振り替えてもらい30分遅れで、東京での約束の場所に着く。そこでやっとまともな食事にありついた。

Posted by 森司 at 23:55 | 訪問記











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