Dialogue Tour 2010

第5回:かじこ出航までのこと/これからのこと@遊戯室[概要]

三宅航太郎/蛇谷りえ/小森真樹/中崎透2010年11月01日号

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概要

第5回

日時:2010年11月15日(月)、19:00〜21:00
場所:遊戯室(茨城県水戸市)
ゲスト:三宅航太郎+蛇谷りえ+小森真樹(かじこ)
ホスト:中崎透(遊戯室)
テーマ:かじこ出航までのこと/これからのこと(仮)

スペースおよび話者紹介

かじこ|Kajico

岡山県岡山市内、後楽園に程近い出石町の古民家で滞在体験型のスペースを運営するプロジェクト。プロジェクトは自主企画と持ち込み企画の二種類で構成される。自主企画では、招へいした各作家による作品を設置していくことで、かじこという施設それ自体にも作品機能を与えていく。同時に、滞在者の自由な企画を誘発する状況を設計して、「アート」というラベルからこぼれ落ちてきた表現を可視化する。ゲスト/ホスト、素人/玄人、アート/カルチャーをフラット化する場を提案し、新たなキュレーティング方法の実践を目指す。期間は、2010年7月16日〜10月31日。

〒700-0812 岡山県岡山市北区出石町

*Tel:090-4579-3754
*Mail:housekajico(at)gmail.com
*URL:http://kajico.org

○設立:2010年7月

 

 

○運営者:いいね!(蛇谷りえ+三宅航太郎)+小森真樹
いいね!/2009年10月、それぞれが同じレジデンスに招へいされたことをきっかけに結成。レジデンス中にもかかわらず、本人同士の男女間として起こった齟齬を表面化した初作品《モーニングコール〜あなたを受け入れるためのレッスン》。それ以降、それぞれの目の前で起こる出来事を繊細に拾いながら活動する。いいね!ブログ=http://goooood.exblog.jp

みやけ・こうたろう/1982年生まれ。自己をその場に介在させながら、場所や環境、他者とチューニングするようにその時々でメディアを変えて実践を行なっている。おもな活動に、「食事」の「おみくじ」=「おしょくじ」をつくっていくプロジェクト、顔面に建築を組み立てていく《顔面建築》、ヒゲ・メガネ・ボウシのセットをつけ地元出身の画家に扮する《クニヨシ再来プロジェクト》、展示会場にマイチャリで入場することができる展覧会《Others》など。

じゃたに・りえ/1984年生まれ。大阪在住。2007年から3年間、築港ARC(アートリソースセンター by Outenin)のサブディレクターを務めた後、大阪の文化行政や子ども、地域などアートの分野にとらわれず、プロジェクト型のアート/デザインワークを行なう。現在、ソロ活動として、2010年7月開設する中之島4117でのプログラムディレクションや大阪市港区で子ども共同プロジェクトを開始。2007年からNPO法人remoによるAHAprojectメンバー。大阪の安治川倉庫FLOATを音楽家たちと共同運営。

こもり・まさき/1982年生まれ。東京大学大学院博士課程。芸術社会学/ミュージアム・スタディース。「日本における『アート』の登場と変遷」(2007)、「現代美術模倣事件簿」(2008)などで美術史の境界形成のポリティクスを議論している。社会と芸術との関係を研究する傍ら、両者の新たな関係を実験するためのプロジェクト「かじこ」の設立に携わる。


遊戯室(中崎透+遠藤水城)/PLAYROOM(NAKAZAKI Tohru+Mizuki ENDO)

オープン当初に掲げた遊戯室の十六箇条。以下参照。
http://tohru51.exblog.jp/i2/

いくつか引用。
5,「地域」や「社会」に「貢献する」ようなアートはやらない。
6, 結果的に、それらに貢献したとしたら、それはそれでうれしい。
8, 基本的に自腹。
10, 一地方に設立された水戸芸術館がジェニー・ホルツァーやダニエル・ビュラン、ジョン・ケージやジェームズ・タレル等、地域性に拘束されない力のある現代美術を推進してきたその姿勢と同様に、遊戯室もあたりまえの、素晴らしい現代美術を、つまらない地域性やせせこましい社会性に囚われずに、愚直に追求していく。
14, ちなみに宿泊可能。
16, 水戸に来たら連絡してね。

〒310-0061 茨城県水戸市北見町5-16キワマリ荘内/遊戯室

*Mail:tohru51(at)hotmail.com
*URL:http://playroom.kiwamari.com
(現在メンテナンス中、忘れたころに復帰予定)

○おもなプロジェクト

  • PLAYROOM OPENING EXHIBITION(秋山幸、椎名勇仁、中崎透、橋本聡、孫田絵菜)
  • 冨井大裕「身の回りのものによる色とかたち」
  • 今井俊介「emptiness」
  • 和田昌宏「Diamonds in Lucy with the Sky」
  • 増山士郎「ホテル遊戯室」
  • 白川昌生「どこまでも道草、どうしても道草」
    そのほかトーク、パーティ、多数

○設立:2007年12月

 

 

○話者:中崎透
なかざき・とおる/1976年生まれ。茨城県水戸市出身、同地在住。アーティスト。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、水戸市を拠点に国内のさまざまな地で活動。言葉やイメージといった共通認識のなかに生じるズレをテーマに自然体でゆるやかな手法を使って、看板をモチーフとした「看板屋なかざき」と題した作品シリーズをはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。展覧会多数。2006年末より「Nadegata Instant Party」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より「遊戯室(中崎透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる。
http://tohru51.exblog.jp


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  • Dialogue Tour 2010とは

三宅航太郎

1982年生まれ。おもな活動に、「食事」の「おみくじ」=「おしょくじ」をつくっていくプロジェクト、顔面に建築を組み立てていく《顔面建築》、ヒ...

蛇谷りえ

1984年生まれ。大阪在住。2007年から3年間、築港ARC(アートリソースセンター by Outenin)のサブディレクターを務めた後、大...

小森真樹

1982年生まれ。東京大学大学院博士課程。芸術社会学/ミュージアム・スタディース。論文=「日本における『アート』の登場と変遷」(2007)、...

中崎透

1976年茨城県生まれ。美術家。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、茨城県水戸市を拠点に活動。言葉やイメージと...