Dialogue Tour 2010
概要
第8回(最終回)
日時:2011年2月27日(日)、14時~16時
場所:梅香堂(大阪市)
ゲスト:鷲田めるろ(CAAK)
ゲスト・コメンテータ:辻憲行(芸術係数)
ホスト:後々田寿徳(梅香堂)
テーマ:これは〈作品〉なのか? 〈作者〉はだれか?──『関係性の美学』、参加型アートプロジェクト、そして、ダイアローグ・ツアーについて
○関連企画
- 黒目画廊「わたしが This is になっても黒目画廊に連れてって」
@梅香堂、2011年1月22日(土)〜3月6日(日)、13:00〜19:00、火・水休堂、入場無料
スペースおよび話者紹介
CAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawa
金沢在住の若手美術・建築関係者によって結成されたグループで、都市/建築/美術を横断する開かれた場をつくることを目指している。2007年秋に金沢にて活動を開始、美術・建築書のアーカイブを備えたレジデンス、寺町の町家をベースに、レクチャー、パーティ、ワークショップ、展覧会などを行なう。金沢におけるさまざまな人々のネットワーク、全国のオルタナティヴ・スペースなどをつなぐ。
〒921-8033 石川県金沢市寺町2-3-4(寺町の町家)
*Mail:office(at)caak.info
*URL:http://www.caak.info/
○おもなプロジェクト
- レクチャー&パーティ(講師=中山英之、平田晃久など)
- ビデオ・アート・ミーティング(参加作家=Shimurabros.など)
- CAAK & Kapoレジデンス(トマス・モンセス、ニコリン・ファン・スタペルなど)
- ひなまつり
○設立:2007年12月
○話者:鷲田めるろ
わしだ・めるろ/1973年生まれ。キュレーター。東京大学大学院修士課程修了(美術史学)。1999年より金沢21世紀美術館(2004年の開館までは建設事務局)勤務。2007年に5名のメンバーとともにCAAKを立ち上げ、現在ボードメンバー。参加、地域、コミュニティなどのテーマに関心を寄せながら、今後の美術と社会のあり方を模索中。特に伝統に対する態度の取り方が目下の個人的課題で、この半年は金沢の工芸に注目している。おもな担当プロジェクト=「金沢アートプラットホーム2008」(金沢21世紀美術館、2008)ほか。
梅香堂(ばいかどう)
大阪にしかありえない場所にある、廃倉庫を改装したディープなオルタナティヴ・スペース。本来コマーシャル・ギャラリーを目指したのに、運営者の怠惰と趣味によるのかインディーズ系ギャラリーとして定着中。ジャンルを問わずさまざまな表現を、独断と偏見により紹介する。関西という地域性にはこだわらないが、現在注目しているのは「ロスジェネ世代」のアーティストたち。少人数の滞在制作可。
〒554-0013 大阪府大阪市此花区梅香1-15-18
*Tel+Fax:06-6460-7620
*Mail:admin(at)baikado.org
*URL:http://www.baikado.org/
○おもなプロジェクト
- 加藤恒一「梅香散歩」(2009)
- ジャン=フィリップ・ランベール「梅香堂の小さな音」(2009〜2010)
- 下道基行 [ Air / 空 ](2009〜2010)
- 多田友充「みんな大大大好き秘密基地!!!(そして、縁は異なもの)」(2010)
- 大城真・川口貴大・矢代諭史「夏の大△(なつのだいさんかく)」(2010)
○設立:2009年11月
○話者:後々田寿徳
ごごた・ひさのり/1962年生まれ。梅香堂主。名古屋芸術大学非常勤講師。法政大学大学院修了(社会学)。福井県立美術館、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]学芸員、某大学学芸員課程専任講師などを経て、2009年より梅香堂を運営。おもな担当プロジェクト=「日本のポップ──1960年代」(福井県立美術館、1992)、「世紀末マシーン・サーカス(SRL日本公演)」(ICC、1999)、「E.A.T. ──芸術と技術の実験」(ICC、2003)ほか。おもな論文=「多田寺木造十一面観音菩薩立像について」(福井県立若狭歴史民俗資料館紀要2、1988)、「大阪博物場──〈楽園〉の盛衰」(2009)ほか。