九州大学附属図書館では、本学が所蔵する貴重資料を広く公開するため、毎年、貴重文物展示を開催しています。今回は、本学を代表する 所蔵コレクションである「雅俗文庫」の展示を行います。

雅俗文庫の展示会は、平成27年にも「雅俗繚乱 : 中野三敏江戸学コレクションの世界」と題して開催し、非常に好評を博しました。その後の数年に及ぶ調査を経て、あらたな切り口で雅俗文庫を紹介します。

雅俗文庫から選りすぐりの貴重書等およそ70点を、「多色刷の世界」「文人・大田南畝」「名家の自筆資料」「写本随筆の愉しみ」「春本の雅俗」「江戸のハウツー本」といった6つのコーナーに分けて展示します。 多くの皆様のご来場をお待ちしております。

<雅俗文庫>
江戸文学・書誌学研究の第一人者で、本学名誉教授の中野三敏氏の手により蒐集された江戸期和装本を中心とするコレクション。「雅俗」の名称は、和歌・漢詩・擬古文の類で伝統文化にあたる「雅」、俳諧・川柳・小説の類で新興文化にあたる「俗」による。 本文庫には、雅俗双方にわたる資料のほか、雑書類などの珍本・奇本も数多く含まれており、江戸文化研究に欠かせない資料群といえる。九州大学附属図書館では平成21年から受け入れを進め、和装本が約8,300点(約15,000冊)、洋装本が約5,300点(約7,100冊)に上る。