奈良国立博物館は明治28年(1895)に開館し、特に古都奈良の社寺に伝わった仏教美術の保管や展示につとめ、「奈良博」の愛称で広く親しまれてきました。
令和3年(2021)に開催した「奈良博三昧-至高の仏教美術コレクション-」は、選りすぐりの館蔵品により日本仏教美術の歴史1400年を辿り、その仏教美術コレクションの魅力を余すところなく伝える展覧会でした。ともすると敷居が高く、難しい印象の仏教美術を、平易で分かりやすい解説や、親しみやすい展示など、見る人の目線を大事にした企画で多くの来場者を魅了したのです。
本展は、その「奈良博三昧」展のエッセンスを踏襲しながら、北陸・石川が持つ、仏教への信仰が篤い文化風土を背景に、国宝8件、重要文化財93件を含む200件超の奈良国立博物館の至高の仏教美術コレクションをご覧いただき「まるごと」奈良博を紹介するものです。[美術館サイトより]
前期:07月06日(土)~07月28日(日)
後期:07月31日(水)~08月25日(日)