1900年パリ万国博覧会は文明文化の粋を結集させた一大イベントとして開催され、国内外に多大な影響を及ぼしました。街に享楽的な雰囲気があふれると、世紀末美術から象徴主義、アール・ヌーヴォーなどの新たなアートシーンが展開され、「ベル・エポック(よき時代)」が到来します。 本展は、この時代に大衆文化の一ジャンルであったポスターを芸術の域にまで高め、後世に大きな影響を与えることになったトゥールーズ=ロートレックをはじめ、ミュシャやドガなど同時代の画家たちの新しく大胆な構図や斬新な感覚から生まれた芸術表現に注目し、劇場や歓楽街、女性たちの装い、生活にいたるまでを描いた作品や広告、出版物などを、版画や油彩画、水彩画、デッサンを含む約300点により構成します。また、1900年パリ万国博覧会で日本の事務局長を務めた美術商・林忠正の功績をあわせて紹介します。

本展は高岡市美術館開館30周年記念展の第二弾です。