葉祥明の描く風景は、画面いっぱいに広がる草原や広い空が特徴的です。多くが特定の場所を描いたものではなく、心象風景として創り上げた作品でが、なかには実際に訪れたり、その場所に想いをはせて描いたものもあります。画集『Holy Hill』もそのひとつです。北海道の富良野をテーマにした作品集は、葉祥明らしさと富良野の景色がみごとに調和し、その絵に詩も添えた至極の作品群です。