2024年06月28日掲載
多治見市無形文化財指定記念 藏珍窯 ―寫しと赤絵のうつわ―
多治見市美濃焼ミュージアム
- 会期
- 2024年07月13日~2024年12月22日
カルーセル
現会長の小泉藏珍は、1970年に多治見市内で株式会社藏珍窯を操業しました。神主の家系で育つ中で身を立てる実業も必要と考え、代々続く幸兵衛窯で修業し、絵付けの技術を学びました。「食卓で小さな幸せを提供したい」と量産品と高価な作品の中間を狙った器づくりを目指して、手描きによる上絵付陶磁器を50年以上にわたり製造しています。上絵付の中でも赤を主体に、黄色や緑色など2~3色を加えた「赤絵」という絵付け技術を得意とし、原材料となる弁柄(べんがら)を約1000日間摺り続けることで生まれる、濃淡の美しい伸びやかな絵付け製品が代表的です。近年、転写技術が発展し絵付け技術者が減る中、職人への技術の継承を続けながら、新たな赤絵技術を生み出したことなどが評価されました。その他、土から絵付けまで焼物技術全般の向上を図るため、野々村仁清や尾形乾山といった日本文化を代表する古陶器や屏風画を写した陶磁作品の制作を行っています。
本展では、令和5年度に多治見市に寄贈を受けた、尾形光琳の紅白梅図屏風を俎皿(まな
いたざら)に写した大作の紅白梅図寫俎皿を含む全9点をはじめ、藏珍窯が50年以上続けてきた絵付けの器をご覧頂ける展覧会です。手仕事による職人の技を是非ご覧ください。
- 展覧会名
- 多治見市無形文化財指定記念 藏珍窯 ―寫しと赤絵のうつわ―
- 分類
- 企画展
- 会場
- 多治見市美濃焼ミュージアム
- 会期
- 2024年07月13日~2024年12月22日 Googleカレンダーに登録
- 開館時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 観覧料
- 一般320円、大学生210円
※高校生以下および障害者手帳の交付を受けている方と付き添い1名は無料 - 住所
-
507-0801 岐阜県多治見市東町1-9-27
- アクセス
- 東海環状自動車道 土岐南多治見ICより約10分
中央自動車道 多治見ICより約15分
JR多治見駅よりタクシーで約10分
【公共交通機関】
・多治見駅前南口よりききょうバス約20分「美濃焼ミュージアム前」下車(土・日・祝日のみ運行)
・東鉄バス 駄知線 多治見駅前より約10分「東町」下車 - 公式サイト
- https://www.tajimi-bunka.or.jp/minoyaki_museum/
- 公式SNS
- お問合せ先
- 0572-23-1191