渓斎英泉(1791-1848)と歌川広重(1797-1858)、二人の浮世絵師が木曽街道(中山道の異称)の自然豊かな風景や道中の人々を描いたシリーズ「木曽海道六拾九次之内」(天保6~9年(1835-38)頃)を、起点・日本橋から大津宿までそろいで出陳する年に一度の展覧会です。秋里籬島による名所地誌『木曽路名所図会』(文化2年(1805)刊)を読み解きながら、浮世絵を通した中山道の旅へご案内いたします。
さらに、「ふるさとえな応援寄付金」を賜り令和5年度に新規収蔵した、広重晩年の名作「木曽路之山川」(安政4年(1857)8月)を初公開いたします。