東京から車で約1時間の里山にある当館は、人工湖・高滝湖のほとりに開館した観光・文化施設「水と彫刻の丘」をリノベーションし、2013年に誕生した自然豊かな美術館。きらめく湖の3体の彫刻は、いつからここに? 地層のような外壁、緩やかなカーブを描き重なり合うコンクリート壁、行き止まりの道——バブル経済の真っただ中で設計され、バブル崩壊後に竣工した既存建物のあちこちには数々の謎が残されていた。だけどなんだか心地が良いのはなぜだろう。本展では、その謎と戯れながら、5名のアーティストと共に美術館の観察を試みた。そして、建築空間・周辺環境から着想を得た作品や展開方法を「レイクサイドスペシフィック」と名付けてみている。市原湖畔美術館をよ~く観察する、初めての、夏!
出展作家:森洋樹、石田真澄、光岡幸一、トモトシ、BIEN
[美術館サイトより]