2024年08月23日掲載
MOTコレクション 竹林之七妍 特集展示 野村和弘 Eye to Eye—見ること
東京都現代美術館
- 会期
- 2024年08月03日~2024年11月10日
カルーセル
1階では、「竹林之七妍(ちくりんのしちけん)」と題し、新収蔵作品を中心に7人の女性作家に焦点を当てます。「竹林之七妍」とは、当館所蔵の河野通勢の作品名に由来します。この作品では俗世を離れて竹林に集い清談を交わす古代中国の7人の賢者「竹林の七賢」が、鮮やかな衣装を纏った女性に変えて描かれています。時代や文化といった背景の異なる7人の女性たちが光の射す竹林のなかで花や鳥に囲まれて和やかに集うさまにならい、このたびの展示では、当館でこれまで紹介する機会の少なかった女性作家に光を当てることにしました。作品名にある「妍」とは、一般に姿かたちの麗しさや優美さを意味しますが、本展示では、美というものに対してどのように取り組み、作品としてきたかというそれぞれの美術家の活動を意味するものとして考えます。生誕100年を迎えた間所(芥川)紗織と高木敏子、漆原英子と小林ドンゲ、前本彰子は新収蔵作品を中心に展示します。福島秀子と朝倉摂は既収蔵作品をまとまったかたちでご紹介します。
1階ではあわせて、コンセプチュアルな制作を通して創造行為を探求し続けてきた野村和弘の特集展示を行います。
3階では「Eye to Eye—見ること」と題し、様々な視線の在り方に着目します。アレックス・カッツや中村宏、中園孔二などの絵画に描かれた視線を入り口に、反射する素材を用いた多田美波やモニール・ファーマンファーマイアンの彫刻、廃墟に錯視的なインスタレーションを作り出し写真に収めるジョルジュ・ルースの仕事、見えるものと見えないものとの間に遊戯性をもたらす開発好明のインスタレーションなど、多岐にわたる作品で構成します。さらに、絵画は「見るもの」ということを真摯に問い続けてきた画家、長谷川繁の特集展示を行います。
- 展覧会名
- MOTコレクション 竹林之七妍 特集展示 野村和弘 Eye to Eye—見ること
- 分類
- 企画展
- 会場
- 東京都現代美術館
- 会期
- 2024年08月03日~2024年11月10日 Googleカレンダーに登録
- 開館時間
- 10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで) *8月9日、16日、23日、30日の金曜日は21:00まで開館
- 休館日
- 月曜日(8月12日、9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館)、8月13日、9月17日、9月24日、10月15日、11月5日
- 観覧料
- 一般500円 / 大学生・専門学校生 400円 / 高校生・65歳以上 250円 / 中学生以下無料
- 住所
-
135-0022 東京都江東区三好4-1-1
- 公式サイト
- https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-240803/
- 公式SNS
- お問合せ先
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)