埼玉県立歴史と民俗の博物館では令和6年10月12日(土)から、特別展「鷹のおでまし ―鷹狩の美術―」を開催します。
鷹狩は、訓練した猛禽類を野に放って獲物を捕らえる狩猟法です。古来、天皇や貴族、武家に好まれ、江戸時代には現在の埼玉県を含む武蔵国でも鷹狩が行われました。鷹は有力者しか所有できないため、美術において権力の象徴として表され、鷹が鶴や鷺などの獲物を捕らえる勇猛な姿は数多く描かれました。また、鷹狩を描いた作品には、実際の様子を元にしながら、物語性のある展開が見られます。
本展では、鷹や鷹狩を主題とする美術作品に描かれた鷹に注目し、鷹にまつわる歴史や文化、鷹狩を視覚的に紹介します。