彫刻家・小清水漸
55年にわたる創作活動の足跡を見わたす。
宝塚市立文化芸術センターでは、宝塚という地域がもつ文化芸術のポテンシャル、宝塚が有するアートの潜在力を探る展覧会として、“Made in Takarazuka” と称したシリーズ企画展をセンター開館の2020年より毎年開催してきました。このシリーズ展では、アート、デザイン、建築の各界で高い評価を得ている宝塚在住のアーティストたちを紹介しています。そのシリーズのラストを飾るのが、ヴェネチア・ビエンナーレやサンパウロ・ビエンナーレなど数々の大型国際展をはじめ、国内外で幅広く発表し活躍する美術家・小清水漸の個展です。
小清水漸(1944年~)は、「具体」と並んで戦後の日本美術史の重要な芸術動向のひとつである「もの派」を代表する美術作家のひとりであり、現代日本を代表する彫刻家です。本展では、小清水漸の半世紀以上にわたる創作活動から代表的な作品やシリーズ作品をご紹介します。もの派時代から現在まで、作品制作をとおして美術の根源への問いかけを真摯に続けている作家の足跡をぜひご高覧ください。[公式サイトより]