小坂 奇石(1901~1991)は、本名を光太郎といい、徳島県海部郡由岐町(現 美波町)に生まれました。16歳より黒木拝石氏に師事し、「奇石体」「奇石流」と呼ばれる独自の躍動感みなぎる書体を確立。1981年 80歳の時、書家として初めての日本芸術院賞 恩賜賞を受賞した昭和を代表する書家です。
当館では小坂奇石の作品・条幅・拓本・折帖・陶器等、約400点を幅広く収蔵し、毎年11月下旬頃より展覧会を開催。今年で28回目を迎えます。今なお色褪せず、尽きることのない魅力をはなつ奇石の書をこの機会にぜひご覧ください。