ありかHoleは、2024年11月19日(火)から、宮下五郎「EYES TALK」展を開催いたします。
“ 究極のポートレートとは、人間の眼である。”
年齢・ジェンダー・職業・障害・国籍。
そのすべての境界を乗り越えて、多様な108人の眼のポートレートを、
写真家 宮下五郎が撮影しました。

暗闇に猫眼のように爛々と輝く瞳が潜む。長い睫毛が被さる眼差しが虚空を見つめる。
血管が浮き出た眼はまるで惑星の表面のようだ。瞬きもせず見開かれた眼は瞳孔と虹彩の境界を失い混濁する。
宮下五郎『EYES TALK』の眼の写真は様々なことを語りかけてくる。
コロナ禍を含む3年にわたり暗闇のスタジオで撮影された108人の眼は、
写真家との寛いだ対話の中で思いがけないことを想起し、その思いを反映する。
喜び、哀しみ、迷い、怒り、孤独、焦り…。眼は驚くほど多彩に秘められた物語を明るみに出した。
伊藤俊治(美術史家/東京藝術大学名誉教授)

宮下五郎
NEW YORK ICP ( International Center of Photography )、
京都芸術大学大学院 写真映像領域、東京写真学園にて写真を学ぶ。
写真新世紀 佳作受賞 New Yorkとロシアにて海外展示多数
写真集「WINDOWS_NY」「MY FAVORITE PLACE」「EYES TALK」(11月1日出版)
http://www.goromiyashita.com