「知覚の森、みる足跡」

京都精華大学芸術学部4年、安喜万佐子ゼミ学生13名による展覧会です。

安喜ゼミは、学生同士の対話を大切にしながら、「自分がつながる社会」「自分なりの美術史」を探求することを軸に運営されています。そして、このデジタルに囲まれた時代において、物質、身体を伴う絵画的表現を行う学生が集っています。

日常から離れた深い森の中で彷徨うとき、日常的習慣の中では置き去りになっている知覚が動き出します。 わたしたちの制作は、この「森を彷徨うこと」とどこか似ているのではと考えました。そして、そんな中で呼び覚まされた知覚とその痕跡の共鳴が、また、更に広く豊かな森を構築することをイメージし、本展を組み立てました。

絵画、平面を基軸にしながらも、多様な表現が展開する本展を、ご高覧いただけましたら幸いです。
              京都精華大学芸術学部 4年 2024年度安喜ゼミ 一同