浅川邦夫氏(1932‒)は、半世紀にわたり現代美術を扱うギャラリーに深く関わり、優れた画商としての眼力で蒐集した900 点を越える美術品を、足利市立美術館に寄贈しました。本展は“前衛”と呼ばれた時代(1960年代‒1970年代初頭)にスポットを当て、小野忠弘・桜井孝身・工藤哲巳の抽象画、中西夏之・菊畑茂久馬・三木富雄のオブジェ、細江英公や羽永光利の写真、ゾンネンシュターンの個性的な色鉛筆画やラウシェンバーグのコラージュなど厳選した国内外の作品群を当時の熱気とともに紹介します。