- DIG SHIBUYA 2025 Official Program -
BYOD² - BRING YOUR OWN DATA & DISPLAY
2025.2.8 - 2.11

※本展示の会場はNEORT++ではなく、渋谷PARCO 1階 公園通り広場 および 宮下公園 北駐車場となります。

この度、NEORTは、渋谷区との共催で開催されるテクノロジーとアートを掛け合わせた都市型イベント"DIG SHIBUYA 2025"のオフィシャルプログラムとして、展覧会「BYOD² - BRING YOUR OWN DATA & DISPLAY」を実施いたします。

NEORTがディレクションするのは、距離を超えて実空間に「データ」をインストールすることをテーマとする展覧会です。

渋谷PARCO 1階では、LEDスクリーンでのキュレーション展示を実施します。

出展アーティスト、emilio.jpは、デスクトップを創作の舞台とし、抽象的な概念としての「データ」を探求するコンピューターグラフィックスを通じて、デジタルツールやインターフェースを芸術表現のメディアへと変換していきます。

また宮下公園 北駐車場では、より多くの作家に開かれた公募による展示と、来場者が自身のディスプレイやデータを持ち込んで展示を行う企画を開催します。

本展では、世界中のクリエイターと来場者による表現の場を創出しながら渋谷の街のエネルギーと交わり、予測不能な表現体験を生み出すことを目指します。


■ 展覧会概要

会期:2025年2月8日(土)- 11日(火・祝)

【渋谷PARCO会場】

会場:渋谷PARCO 1階(東京都渋谷区宇田川町15-1)
時間:11:00 - 21:00
展示:「Finder Files」by emilio.jp
入場:無料


【宮下公園会場】

会場:宮下公園 北駐車場(渋谷区神南1丁目20-10)
時間:12:00 - 20:00
展示:オープン参加型展示
入場:無料

DIG SHIBUYA 2025:https://digshibuya.com/
プレスリリース:「渋谷区共催のDIG SHIBUYA 2025のオフィシャルプログラムにてデジタルアート展「BYOD²」をNEORTが実施」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000041243.html


■ 'Finder Files' by emilio.jp

2009年から2015年にかけてemilio.jpによって制作された「Macintosh lab (http://emilio.jp/macintoshlab/)」は、Mac OSのデスクトップを「表現の素材」として再解釈した作品です。

デスクトップは、私たちの日常生活や仕事に欠かせない馴染み深いデジタル空間であると同時に、データが生まれ、変容し、消えていく「生成の場」としての側面も持っています。インターフェイスは、そのようなデータを操作する上で視覚的な手がかりを与えてくれる、重要な役割を果たしています。emilio.jpの作品「Macintosh lab」では、通常はシームレスで透明であるべきインターフェイスが、その役割を超えて、美を構成する素材として可視化されます。彼は、OSに備わった固有の機能やエフェクトを意図的に変化させ、通常の動作から逸脱させることを試みます。それはまた、Macintoshという特定のデジタル環境の中にある、構造や機能から新しい美学を作りだそうとする試みでもあります。

本展ではその「Macintosh lab」をリメイクし、大型LEDディスプレイを用いて展示します。プログラムによる自動操作によって、デジタル環境から生まれる美的な瞬間を捉えるこの作品は、一種のパフォーマンス作品と言えるでしょう。デスクトップという空間の在り方を新たに提示するこの展示を通じて、私たちが無意識に受け入れているテクノロジーの中立性や合理性にある隙間を見つけ出し、そこから新たな視点を提示します。

■ ARTIST
emilio.jp
emilio.jpは、抽象的でコンセプチュアルな制作を通じて、コンピューターグラフィックスの美学と振る舞いを探求するデジタルアーティストです。デジタルツールやインターフェースを芸術表現のメディアへと変換する実践を展開しています。

代表作のMacintosh Lab(2009-2015)では、コンピューターのデスクトップを作業空間であると同時に芸術の主題として再解釈しました。Macintoshの標準機能のみを使用し、ミニマリズム、幾何学的抽象、コンセプチュアルアートの境界を横断する作品を制作。スクリーン録画やスクリーンショットを通じて、デジタル作業空間の生々しく未加工の本質を捉えています。
http://emilio.jp/


■ BYOD² - Open Display Exhibition -

アーティストと来場者がデータとディスプレイを持ち寄り、予測不可能な展示空間をつくり出す展覧会です。

来場者は自身の作品やディスプレイを自由に持ち込むことができ、その結果として展示空間は会期を通じて絶えず変化していきます。時間の経過とともに、作品の見え方や体験は異なる表情を見せていきます。来場者の持ち込みによって既存の展示空間に新たなレイヤーが重ねられていくこのプロセスは、単なる展示スペースの拡張にとどまりません。それは、作品とデータの関係性について、私たちに新たな視点をもたらす機会となるはずです。

皆さまの作品とご参加をお待ちしております。

■ 作品公募概要

応募期間:2025年1月31日(金)23:59まで
応募方法:公式サイト(https://byod.neort.io/)より受付
対応フォーマット:
▶️ コード:HTML, CSS, JS(HTMLファイルを含むフォルダをzip形式)
▶️ 映像:mp4, mov
▶️ 画像:jpg, png, GIF
ファイル制限:100MB以下

■ 展示期間中の会場へのディスプレイ持ち込み参加について
宮下公園 北駐車場会場では、ご自身のディスプレイによる展示参加を受け付けています。

事前登録:
https://byod.neort.io/display/upload
※ユーザー登録が必要です。
未登録の方は上記ページより新規登録(Sign up)をお願いいたします。

詳しくはこちら
https://byod.neort.io/arts


■ NEORT × Verse
- Digital Art Partnership -

NEORTは、新たにコンテンポラリーアートのNFTマーケットプレイス「Verse」の中のギャラリーとして選出され、取り組みを強化していきます。
第一弾としてFinder Files by emilio.jpをイーサリアム上のNFTとしてリリースします。Finder Filesコレクションとして、それぞれ異なる絵柄の10点のユニークピースを販売予定です。販売情報の詳細は、NEORTのXアカウント(@neort_io)にて随時告知致します。

【販売概要】
コレクション名:Finder Files
アーティスト:emilio.jp
販売開始:2025年2月10日(月)23:00 JST/14:00 UTC
発行数:10点(ユニークピース)
価格:$1,000(約¥156,000 / 2024年1月19日時点)
形式:動画(MP4)
ブロックチェーン:Ethereum
販売プラットフォーム:Verse(https://verse.works/)

※詳細な販売情報はNEORTのXアカウント(@neort_io)にて随時お知らせいたします。