植物を使って緻密で繊細な立体造形やインスタレーション作品を制作し、精力的な活動を展開している造形作家・岩谷雪子(Yukiko Iwatani)による展覧会を開催します。
岩谷(Iwatani)は全国に分布している雑草と呼ばれる植物に着目し、注意深く丹念にリサーチを繰り返し、普段見過ごしてしまいがちなそれらの植物の造形的な魅力やその特質、歴史的背景等を見出し、そこから感じとったものを損なわないように再構築させたインスタレーション作品が特徴の作家です。
本展は、1929年(昭和4年)に岡山県内で初めて確認され、今では全国に広まっている外来種の植物「オオオナモミ(大葈耳)」を岩谷(Iwatani)が全国から集めて制作した大掛かりなインスタレーション作品の展覧会になります。岡山ゆかりの植物を通して人と自然(植物)が共存していくことの意味を実感するような展覧会となっています。[美術館サイトより]