2024年02月28日掲載
尾花賢一+石倉敏明 多摩川ジオントグラフィー
調布市文化会館たづくり展示室
- 会期
- 2024年01月26日~2024年04月21日
尾花と石倉は、資料調査やフィールドワークの手法で、自然、地理、歴史、民俗をはじめ幅広い分野から対象地域を捉えながら、今ここに暮らす人々や、歴史に残らない小さな集団・個人の記憶をすくい取り、ドローイングや彫刻で表現しています。 本展のための1年に及ぶ調布のリサーチや市民への取材を経て、彼らは調布の「川」と、そこから発生した人の営みや風景の変化に注目しました。
川は時代や土地の境界をこえて流れ続ける一方で、生/死や聖/俗を分かつ境界そのものとしても捉えられてきました。本展では川の視点から、調布の人と自然のかかわりを見つめ、調布の新たな物語を描き出します。
多摩川ジオントグラフィーとは
「多摩川ジオントグラフィー」はリサーチのなかで生まれた造語で、ジオ(geo:その地)+オントロジー(ontology:哲学的存在論)+グラフィー(graphy:書法/画法)を組み合わせています。
<作家プロフィール>
尾花 賢一(おばな けんいち)
1981年群馬県生まれ。秋田県を拠点に活動。人々の営みや、伝承、土地の風景や歴史から生成したドローイングや彫刻を制作。 虚構と現実を往来しながら物語を体感していく作品を探求している。主な展覧会に「国際芸術祭あいち2022」(2022年、常滑市)、「瀬戸内国際芸術祭2022」(2022年、多度津町)、「VOCA2021」上野の森美術館(2021年、東京)など。「VOCA2021」VOCA賞を受賞。
石倉とのユニット名義での展覧会に「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ」文翔館(2020年・2022年、山形市)、「表現の生態系」アーツ前橋(2019年、前橋)など。
石倉 敏明(いしくら としあき)
芸術人類学者。秋田公立美術大学美術学部アーツ&ルーツ専攻准教授。インド各地や日本の東北地方などで聖者や山岳信仰、神話調査を重ね、環太平洋圏における比較神話学の研究を進めるとともに、多様なアーティストと旅やフィールドワークをともにしながら、アーティストの創造と自身の神話研究を交差させている。主な展覧会に第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示「Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」 (2019年)など。
<たづくり館内関連企画>
展示室を飛び出して、たづくり館内にも「多摩川ジオントグラフィー」の世界が広がります
●エレベーターホールアート(たづくり1階)
「多摩川ジオントグラフィー」仕様にラッピングします。
期間:1/24(水)~
●「尾花賢一+石倉敏明 多摩川ジオントグラフィー」×調布市立図書館
「多摩川とアーティストを知る」(たづくり4階・5階 調布市立中央図書館)
たづくり館内の調布市立中央図書館で、尾花と石倉がリサーチで実際に使用した資料や、「多摩川」についてより深く知る資料、そしてアートや人類学について知る資料を展示しています。展示資料は貸出可能です。
期間:3/27(水)~5/26(日) ※時間は図書館の開館時間に準ずる
場所:4階正面展示コーナー
- 展覧会名
- 尾花賢一+石倉敏明 多摩川ジオントグラフィー
- 分類
- 企画展
- 会場
- 調布市文化会館たづくり展示室
- 会期
- 2024年01月26日~2024年04月21日 Googleカレンダーに登録
- 開館時間
- 10:00~18:00
- 休館日
- 2月24日(土)~27日(火)、3月25日(月)・26日(火)
- 観覧料
- 無料
- 住所
-
182-0026 東京都調布市小島町2-33-1
- アクセス
- 京王線・京王新線(都営新宿線乗り入れ)新宿駅から16分
京王線調布駅広場口から徒歩4分 - 公式サイト
- https://www.chofu-culture-community.org/events/archives/21974
- 公式SNS
- お問合せ先
- 公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団
文化・コミュニティ事業課 文化事業係
TEL.042-441-6150