「アートリンクとちぎ2025 
 生きものづくし  会いに行こう、絵の中へ」

昆虫、魚、鳥やけものなど、私たちの身のまわりではさまざまな生きものを目にすることができます。日常の暮らしや自然の中、そして物語など空想の世界まで、彼らは同じく「人(ひと)」という生きものである私たちにとってもかけがえのない存在となっています。
絵画においては、作品の主題や場面に合わせた生きものが画家によって選び抜かれ、ふさわしいポーズをとり、大切な役割を持って登場します。そこには命あるものに対する愛情に満ちた画家のまなざしと技による個性豊かな姿が表現されています。
本展覧会では、花鳥画、草虫画、仏画、物語画、風景画などに描かれた、小さな虫から猫、犬、熊、龍などたくさんの生きものたちの姿を紹介します。
描いたのは高久靄厓(1796~1843)、田崎草雲(1815~1898)、小杉放菴(1881~1964)、清水登之(1887~1945)、橋本邦助(1884~1953)、川上澄生(1895~1972)をはじめ、江戸時代から現代にかけて活躍した栃木にゆかりの深い画家達です。
バラエティーに富んだ絵画作品に表現された、愛すべき生きものたちの姿をどうぞご覧ください。

主催:小山市立車屋美術館、栃木県立美術館 
助成:一般財団法人 自治総合センター