永澤陽一は、1980年代よりファッションデザイナーとして時代の先端に挑み続けました。パリでTOKIO KUMAGAIのチーフデザイナーとして活躍し、帰国後に独立して自身のブランド「YOICHI NAGASAWA」で東京コレクション、パリコレクションに参加。特殊な素材や技術に挑戦し、その成果として、比類なき独自の世界を創造し人々を驚かせ続けました。さらには「無印良品」や「AEON」などの服飾部門のプロデュースにも手腕を発揮。その後も後進の指導にも尽力する他、国内外の展覧会にも出展を続けています。
 本展では神戸ファッション美術館に寄贈されたブランド発足当初からのコレクション作品の数々を展示。その稀有な発想の源流と創造性に焦点を当て、次世代のクリエイティビティに新たな火を灯すことを目指します。