平子雄一は、自然や植物と人間の共存関係の中に浮上するあいまいさや疑問をテーマに、スケールの大きな絵画および立体作品を発表し、国内外で注目を集めている現代美術作家です。1982年岡山県出身の平子は、1999年にイギリスに渡り、2006年にウィンブルドン・カレッジ・オブ・アートの絵画専攻を卒業後、現在は東京を拠点に活動しています。近年、練馬区立美術館(東京/2022)やSpace K(韓国 ソウル/2023)、奈義町現代美術館(岡山/2024)で個展を開催し、2023年に岡山市にオープンした「岡山芸術創造劇場 ハレノワ」の常設展示作品や、Hermès Landmark Prince’s(中国 香港)のウィンドウディスプレイを手がけるなど、国際的に活躍の場を拡げています。
本展は、平子の故郷である岡山県で初の大規模個展。展示室のみならず、屋内広場や中庭など、美術館の建築を活かした迫力ある展示空間が、かつてないスケールで展開します。[美術館サイトより]