1977年、高浜市旧市庁舎の陶製壁画制作に関わった作家たちを中心に紹介する展覧会。高浜市が誕生した1970年、日本は社会の転換期でした。そのなかで、高浜市の作家たちは、陶芸や絵画を通じて新たな表現の可能性を模索する一方、地域の伝統を活かそうとする動きもありました。
 タイトルの「トキントキン」は愛知県の方言で「とがっている状態」を意味し、彼らの挑戦的な姿勢を象徴しています。本展では、作品を通して「トキントキン」の時代を振り返り、その精神の未来へのつながりを探ります。