個人所蔵の斎藤清作品にフィーチャーする企画展「コレクターズ」。第2弾となる本展では、松島俊宏(まつしま・としひろ)氏のコレクションを紹介します。
長年郷里で教職にたずさわれた後、地元の文化行政にも取り組まれた松島氏が、斎藤清と出会ったのは、30代のときのこと。インターネットでたまたま見かけた《浄智寺 鎌倉》(1972年)が、すべてのはじまりでした。ここから現在にいたるまで、収集した斎藤作品は実に260点超に及びます。
また、作品に親しむうちに「斎藤清の生き方や人柄にも魅力を感じるようになった」と、海外で開催された展覧会図録をはじめとする文献類なども幅広く集められています。
画家への深い理解と敬愛が培ってきた珠玉のコレクションの中から、当館未収蔵作品及び関連資料を中心に約200点をご覧いただきます。