めでたし うるわし ときにいさまし?
なぜ人は”いきもの”に惹かれるのでしょう。
アートの歴史は、動物や植物の形を象ることに始まります。
やがて中国で「花鳥画」という絵画ジャンルが生まれ、日本ではこの言葉が動植物全般を主題とする絵画・工芸作品の総称として使われるようになりました。
とりわけ江戸時代には、文学、思想、博物学や民間信仰など、様々な人々の
営みと絡み合い、時に西洋文化の影響を受けながら、まことに多種多様な花鳥画作品が生み出されるに至ります。
それらは、当時の人々がいきものたちとどのようにかかわり、
向き合っていたかを現代を生きる我々に教えてくれるのです。
本展覧会では江戸時代を中心とした多彩な花鳥画作品を一堂に展示し、
日本美術における動植物を主題とするアートの諸相とその魅力についてご紹介します。

主催:The 花鳥画展実行委員会
(鳥取県、鳥取県立美術館パートナーズ、TSKさんいん中央テレビ)