Iori Iwakiの個展"天啓と執着"を開催いたします。

- Statement -

「天啓と執着」はIori Iwaki にとって初めての個展です。
これまで自主的に制作してきたモーショングラフィックスと、今回のために新たに作った作品を展示します。

すべて自主制作の作品です。仕事としての成果物は一つもありません。
「作りたい」と思ったから作っただけです。

モーショングラフィックスは、絵画や彫刻のように展示で目にする機会はまだ少ないかもしれません。けれど、SNSやネットの中では日々生まれ、シェアされています。

ならば、もっと展示という場にも、広がってみてもいいのではないでしょうか。
モーショングラフィックデザイナーが気軽に個展を開いたり、街やネットのあちこちで作品を発表している景色を見てみたい。特定のアウトプットに縛られず、カルチャーとして息づいてほしい。
グラフィックデザインのように、「あたりまえにそこにあるもの」になってほしいのです。

この個展では、初めて作った最初の作品から、大学時代の習作、会社に勤めながら作ったもの、そしてフリーランスになり自分の表現を探りながら生まれた作品まで、過去から今にかけての作品を展示します。
一時は別のデザインの仕事を行い、モーショングラフィックスから離れていた時期もありました。しかし結局のところ、大学時代に出会ったあの日から、私は今も同じものを作り続けています。
モーショングラフィックスは、私にとっての「天啓」であり、今もなお作り続けている「執着」なのだと思います。