【概要】
この度、フラットリバーギャラリーにて堀江和真「Small good things」展を開催いたします。
堀江は、日々の暮らしの中で偶然見つけてしまう些細な事柄や、取るに足らないと思い込んでいるような日用品、また不用なモノとして処理してしまいかねない端材やパーツ類、ともすると気付くことなくスルーしてしまいそうな物質や事象を積極的に見出し、掬い上げ、加工し、配置し、描き、作品として構成します。また大胆にカリカチュアライズされキャラクター化された人型の立体作品は、表層と本質及び描くことと作ることについて考察せざるを得ない構造を有しています。
良い意味で脱力感のある堀江の作品は、ユーモアを装いながらも特定のロジックに絡め取られること無く独自のルールに則りながら真摯に制作されています。是非この機会にご高覧いただければ幸いです。

フラットリバーギャラリー

【作家STATEMENT】
 色褪せたカラーのプラスチック 光沢を失った鉄の小さなプレート
 熱によって、グニャグニャになった塩ビ版
 一斗缶の底でどうしようもなく厚い層で固まった塗料の塊
         エトセトラ
 ボクの小さな世界には美しいと思えるがたくさんある

 プラモデルのパーツを全部とったあとのフレームの残骸
 丸まったアルミホイル 少し不思議な形の木っ端
 不要なベニヤを丁寧に切って重ねたもの  熱であぶったストロー
         エトセトラ エトセトラ
 ボクの小さな世界にはとても魅力的なものであふれている

 ボクはこれら魅力的なものを使って、誰もが参加できる絵ができないかどうかって考えた。
 組み換え可能な……まるで箱庭をつくるように手軽にできる作品はできないだろうか。
 そんなことを考えてつくったのが「small good things 」だ。そこには制限があり、限界も
 ありありと見えているのだけれど。

 本展では、他にも2つの作品群も発表しようと思ってる。こちらも是非ご覧いただきたい。

2025/10/1 堀江和真

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ワークショップ「Playing with straws」

身の回りのものを気軽に用いる堀江の作品。その中でも用いられることが多いものの一つがプラスチックです。今回のワークショップでは、熱で変形させたストローを組み合わせて立体を造ります。

【開催日時】
2025年11月22日(土)14:00~
【定員】
5名程度(要予約/先着順)
対象年齢:7歳以上
【参加費用】 
¥1,320(税込)
※ご予約・詳細はホームページにてご確認ください。