銅版画家として国際的に知られるヨルク・シュマイサー(1942-2012)。画中におびただしい日記を記述する作品があるが、それは絵の中のイメージとして読まれることなく置かれてきた。本展ではその読解を試みた。すると絵と交錯する文字は、作者の時間と経験の痕跡として作品にもう一つの層を与えていたことがわかった。言葉が、見ることを開く鍵になっていたのだ。シュマイサー芸術の核心に踏み込む決定的転回をもたらす企画展。
★4/17は予約者のみの限定入場。本展寄稿者の池澤夏樹の講演会とレセプションを行う。