2027年に開館30周年を迎えるやないづ町立斎藤清美術館では、節目の年を前に、当館をめぐるさまざまな「縁(connection)」をあらためて問い直す2つの展覧会を開催します。
 第一弾となる本展は、斎藤清と柳津町の関係に焦点を当てるものです。会津坂下町に生まれ、幼少期から北海道で青年期を過ごしたのち、東京・鎌倉を拠点に制作を続けてきた斎藤清。生涯の大半を故郷から離れて過ごした彼が、老年期に柳津町と深く関わるようになった背景には、奥会津特有の厳しくも美しい自然、そしてある柳津町民の存在がありました。80歳で居を移して以降、斎藤清は最期までこの地を拠点に制作を続けます。本展では、柳津町が舞台にした作品を中心に、約140点を前期・後期に分けて紹介し、画家・斎藤清がこの地とどのように向き合い、当館の誕生へとつながっていったのかをたどります。