ISSEY MIYAKE GINZA / 445のCUBEでは、132 5. ISSEY MIYAKEによる展示「西村陽一郎 光がふれる、折りとかたち」を開催します。

一枚の布から立体へ、そして再び平面へ。日本の「折り」の文化を根底に、工学的な折り構造と素材開発の探求を重ね、衣服の新たな可能性を切り拓いてきた132 5. ISSEY MIYAKE。布に引かれた緻密な構造線は、三次元のかたちを支える設計図であると同時に、折りたたまれることで内側に潜み、普段は表層に現れることのない、かたちの核を成しています。

本展示では、ブランドの基本となる折り構造のひとつ「NO. 6」に透過という新たな要素をかけ合わせた「NO. 6 TRANSLUCENT」を被写体に、写真家・西村陽一郎氏が「フォトグラム」と「スキャングラム」という二つの技法を通じて、衣服に宿る不可視の構造に光をあてます。

印画紙の上に直接被写体を置いて感光させるフォトグラムでは、透過性をもつ生地だからこそ現れる交差する構造線や、光を受けて浮かび上がるかたちが、抽象的な像として立ち現れます。一方、プロダクトの設計段階で制作される模型をスキャナ上に置き、透過光によって捉えるスキャングラムでは、折り構造そのものの純粋な構成が精緻に映し出されます。この二つの技法が映し出すのは、衣服の姿を超えた、線・面・層が織りなす、かたちの風景です。
光によって像を結ぶ、折りとかたちの奥行きへ。衣服という概念をあらためてひらく、静かな発見の世界をどうぞご覧ください。