ノーマン・ロックウェル(1894-1978)は、アメリカで活躍したイラストレーターです。1916年から47年間にわたり、当時アメリカで最も売れた雑誌『サタデー・イブニング・ポスト』の表紙を手掛けたことで知られ、ロックウェルの描いたアメリカの家庭生活や郷愁を誘うイラストは、アメリカ人の心を捉えて離しませんでした。
 このロックウェルの公式フィギュアが、瀬戸でつくられていたことをご存知でしょうか。瀬戸で制作された陶磁器製の装飾品や人形等のことを「セト・ノベルティ」と呼びますが、1970年代以降、ロックウェルのイラストを題材にしたセト・ノベルティを複数のメーカーがつくり、アメリカへ輸出しました。イラストを平面から立体へ──全方向から見られるよう、描かれていない部分を補いながら造形する技術は、瀬戸で培われた職人技でした。
 今回、待望の続・ノーマン・ロックウェル展! アメリカの発展を象徴するノーマン・ロックウェルの世界を、立体でお楽しみください。