ある時、台湾で撮った写真を眺めていたら、「これどこかで見たな」と思い、過去の写真を見返してみた。自分が思っていたのは、京都で撮った写真だった。撮っていた時には「これどこかで見たな」と思わなかったことが不思議に感じられた。

本作:Sliding Doorsでは、異なる時間・場所で撮った写真の中から、そういった既視感、あるいはもっと単純に色やカタチといった要素も含めて、何かしらの結びつきが感じられたものを集めて、提示することにした。なぜ、写真になってからその相似に気がついたのか、それとも、撮っている時点で実は無自覚に過去の景色を意識していたのか。そもそも、他者から見ればそれらは全く似ても似つかないものかもしれない。展示を通して、現実世界と写真、私が見て感じること/他者が見て感じること、その重なりと違いについて、探していければと思う。


※5月30日(土)17:00〜18:00までトークイベントを開催いたします。(参加費無料、予約不要)
作品鑑賞のみをご希望の場合は、恐れ入りますがイベント時間を避けてお越しくださいますようお願いいたします。