彫刻家・富永直樹(1913-2006)と日本画家・松尾敏男(1926-2016)。ともに長崎市出身である二人は、戦後大きく変革する美術界において新進気鋭の作家として頭角を現し、生涯を通じてそれぞれの分野を牽引する活躍をみせました。彫刻と日本画という異なる分野を活躍の場とした二人ですが、その歩みはまさに、戦後日本美術の大きな流れを感じさせるものだといえるでしょう。富永にとっては没後20年、松尾にとっては生誕100年および没後10年という節目にあわせて開催する本展では、長崎県名誉県民である二人の芸術家の軌跡を改めて顕彰します。