高砂コレクション®ギャラリーでは、2026年度企画展「光と香り―ガラス香水瓶コレクション展」を開催いたします。

人類によるガラスの発明は、紀元前25世紀ごろのオリエント地方にさかのぼると考えられています。その後古代エジプトやローマでガラス容器の製作技術が生まれると、油脂に香りを付けた香油を入れておくための容器として、ガラスが用いられることとなります。よい香りのする液体の歴史は、つねにガラスとともにあったと言えるでしょう。

ケイ酸(SiO2)を主成分とするガラスは、添加する物質によってさまざまな性質を持ちます。長い歴史の中で、人類はその化学的性質を利用してつねに新たな製造法・加工法を生み出してきました。今日に至るまで、ガラスは自由な形と色彩、そして多様な質感を持つ物質として、芸術家たちの創造力を表現する媒体ともなってきました。

今回の展覧会では、古代のガラス製容器から、19世紀ボヘミアの華麗な香水瓶、そして現代のガラス工芸家による独創的な作品まで、高砂コレクション®の所蔵品の中から、ガラスの美しさとその多様な歴史を感じられる作品・資料を選定してご紹介します。

また、今回は東京都大田区の東京ガラス工芸研究所、富山県のガラス作家 池田充章氏にご協力をいただき、新作の香水瓶やガラス制作の様子を撮影した資料映像を特別展示いたします。

さらに、会期中にはガラス工芸に関するトークイベントも予定しております。詳細は展覧会Webページをご覧ください。