昨年20周年を迎えたシャンデリア・アーティスト、キムソンヘの最新展をスパイラル・ガーデンにて開催します。『愛と接続』と題した本展では、これまでに制作してきた数々のシャンデリアと多岐にわたる自身の活動を振り返りつつ、これからの未来を見据えたさまざまなテーマで制作された新作のシャンデリアを中心に展示、販売。愛を接続することによって現れてくるキムソンヘの新たな世界にみなさまを誘います。
誰かにとって不要になったぬいぐるみやおもちゃなどを用いて、光の象徴としてのシャンデリアを制作してきたキムソンヘ。かつては誰かに愛されていたけれど、いつの日か飽きられたり、捨てられたり、必要とされなくなってしまったものたちを、光の元(シャンデリア)に集めて、その存在を再び照らし出すことをコンセプトに、これまでに国内外のさまざまな場所で展示やイベント、ワークショップなどを精力的に行ってきました。国籍や性別、年齢やアイデンティティに関係なく、世界中に幅広いファンが存在する彼女の作品の魅力は、その視覚的なポップさやキュートさ、一つひとつの光が解き放つポジティヴなエネルギー、そして愛で世界を繋いでいることにあります。
会期中には、イベントやワークショップ、ゲストをお招きしてのアーティスト・トークを開催予定です。キムソンヘの21年目のスタートとなる本展にどうぞご期待ください。

『すべての人々に溢れる愛とたくさんの光を!』 ––– キムソンヘ


《オープニング・パフォーマンス》
角谷将視と濱口啓介によるフィジカルコメディ デュオ「ゼロコ」による、オープニング・パフォーマンスを行います。世界最大の芸術祭と言われるエディンバラ・フェステイバル・フリンジにて、舞台『Zeroko’s Teatime』がAsian Arts AwardのBest Comedy賞を受賞(2019)するなど、現在注目度の高い彼らのパフォーマンスをどうぞお見逃しなく。
日時: 7月30日(木)18:00~|出演: ゼロコ(フィジカルコメディ デュオ)


《アーティスト・トーク》
日時: 8月3日(月)18:00~19:00
会場:スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
定員: 60名様(着席)*先着予約制
料金: 無料
出演: 大島美幸(芸人、タレント、女優)、キムソンヘ(シャンデリア・アーティスト)
司会: 藤木洋介(キュレーター)

*ご予約は<info@yf-vg.com>までメールにてご予約ください。
*ご予約の際は、件名に「キムソンヘ トークショー」とご記載いただき、お名前・お電話番号・人数を本文に記載して送信してください。


《愛と接続のフラワーショップ(2日間限定)》
日時: 8月1日(土)・ 8月2日(日)12:00~19:00
会場:スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
神楽坂にある小さな花屋「てん」によるフラワーショップを開催。本展の「愛」と「接続」をテーマに花束を販売します。また、2024年に「てん」が出版した書籍『Love Letter』も特別販売します。この貴重な機会にぜひお出かけください。


《愛と接続のワークショップ》
日時: 8月8日(土)Vol.1 13:00~14:00|Vol.2 15:00〜16:00
会場:スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
定員: 各回/15名様(着席)*先着予約制
料金: お一人様/4,400円(税込)
*ご予約は<info@yf-vg.com>までメールにてご予約ください。
*ご予約の際は、件名に「キムソンヘ ワークショップ Vol.1 または Vol.2」とご記載いただき、お名前・お電話番号・人数を本文に記載して送信してください。


プロフィール:
キムソンヘ | KIM SONGHE  https://kimsonghe.com
1982年に在日朝鮮人三世として東京に生まれる。18歳まで朝鮮学校に通い、その後、織田ファッション専門学校に進学。卒業後に作家活動を始め、2005年にセレクトショップ「LOVELESS」で展示したシャンデリア作品が注目を集めたのを契機に、シャンデリア・アーティストとして独立。以降、国内外の企業やブラントへの作品提供、空間ディスプレイ、プロダクトデザインを手掛けてきた。2009年には韓国・ソウルのハラガラム美術館で開かれた「U.S.B: Emerging Korean Artists in the World 2009」展や、サンフランシスコのSUPERFROG Galleryで展示を行ったほか、2016年には初となる作品集『TROPHY』を刊行。併せてラフォーレ原宿で大展覧会「トロフィー」を開催し好評を得た。2021年にはPARCO MUSEUM TOKYOにて個展を開催、その他個展多数。ぬいぐるみやアメリカン・トイ、達磨や招き猫、熊手といったアイテムをコラージュして作られるキムソンへの作品群。「ジャンク・コラージュ」と評される手法を採用することは、キムソンへの在日朝鮮人三世という出自と無関係ではない。作品には常にマイノリティとして生きてこざるを得なかった彼女の多文化主義に対する理想が投影されている。キムソンへの作品は一見ごちゃごちゃなジャンクであるようでいて、その世界は奇妙なバランスで均衡を保っている。