島田章三(1933-2016)は横須賀に生まれ、日本芸術院会員(1999年)、文化功労者(2004年)、横須賀美術館初代館長(2007-2011年)をつとめた地域ゆかりの洋画家です。フランスで生まれたキュビスムを「日本人の言葉(造形)に翻訳」することに取り組んだ島田は、幾何学的な空間構成の中に日常的な情景を組み込んだ独自の人物表現「かたちびと」によって、具象絵画の新たな可能性を切り開きました。
横須賀美術館の島田作品は、2001年に作家から寄贈された75点を中心に、購入や没後にご遺族をはじめとする関係者からの寄贈を受けて充実し、現在約130点に及んでいます。没後10年にあたる2026年、本展では、当館が所蔵するこれらの島田作品を初めて全点展示し、横須賀を描いた油彩やパリで描いた素描、版画作品に加え、愛用のイーゼルやパレットなどもご覧いただきます。[美術館サイトより]