画家は時として、自分自身あるいは知らない誰かのささやかな日常に感興を覚え、身近でありふれた営みの中に美を追求しようとします。彼らが描く生活の小さな断片―食事の様子、暮らしぶりが伺える室内、労働する姿、つかの間の休息や余暇の情景―には、同じ時代と社会に生きる人々への親しみと愛情が込められており、造形美の探求とは異なる視点から人間とは何かを語りかけてくれます。
 本展は、当館コレクションから“暮らしの匂い”が漂う作品を展示します。
画家たちが人々の日常をどのように絵画として切り取ろうとしたのか、ぜひ会場にて感じてください。