フランス印象派を代表する画家・ピエール゠オーギュスト・ルノワール(1841–1919)。幸福な雰囲気に満ちた作風が日本でよく知られ、最も愛されている画家の一人です。わが国でルノワールが親しまれる理由は、今日多くの美術館でその作品を直接観ることができるからともいえるでしょう。本展では、日本国内に所蔵されているルノワールの作品39点を、梅原龍三郎(1888–1986)や山下新太郎(1881–1966)ら彼を敬愛した日本近代洋画家の作品や、モネやセザンヌといったフランス近代美術の巨匠たちの作品と共に紹介、あわせて約80点を展示します。加えて、ルノワールを取り上げた雑誌や企業CM、カレンダーなども紹介することにより、遠い異国の画家であったルノワールが日本で広く親しまれ、身近な画家となるまでの軌跡を辿ります。わが国が誇る至高のルノワール・コレクションをご堪能ください。