古来より日本人は自然の中に人知を越えたものを感じ、「神」と呼んで畏れ敬ってきました。不可視の存在であった神々は次第に表されるようになり、その霊験が絵巻によって喧伝されました。近世には参詣の旅が流行し、仙厓が神々のすがたや神社の風景を画賛にまとめ、近代になると、神々の物語は歴史画のテーマとして小杉放菴によって描かれました。日本美術史の中で長く描き継がれ、時代毎に変化を遂げてきた多様な「神々」の表現をご紹介します。