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なにわの、こてこてグラフィック展 |
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6/5〜27 東京・ギンザ・グラフィック・ギャラリー |
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こらおもろい。サイコーですわ。東京もんはグラフィックちゅうとエエカッコせなあかん思うとるらしいけど、大阪もんはちゃうで。しょーもないダジャレとギンギンのセンスで自分を笑い飛ばしよるがな。こんなもん東京で流行ったらかなわんわ。
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菅木志雄展 |
6/5〜24 東京画廊 |
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そーゆー意味で菅さんは完璧に東日本型ですな。どーゆー意味や。
[6月24日(土) 村田真]
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ヴィレム・ファン・ゲング展 |
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6/2-25 東京・ザ・ギンザアートスペース |
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これはオランダ型のこてこてアウトサイダーアート。彼は東京にも来たことがあるらしく、東京駅の風景もある。記憶ではなく写真を見て描いているのは、画中の看板やのぼりに「メーデー」とか「原水禁」とかの日本語が読み取れることからも明らか。どうやらひと昔前のメーデーのころに来日したらしい。ところで、メーデーってなに?
[6月24日(土) 村田真] |
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李寅煕展 |
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6/22〜7/25 東京・プラスマイナスギャラリー |
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ウリ型の木の筒のなかに弦を張った楽器のような作品。のような楽器。のような作品。ひつこいねん! のような楽器。今回は人が入れる大きなものもありました。のような作品。
[6月24日(土) 村田真]
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金魚プロジェクト |
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6/23-7/16 東京国際フォーラム |
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金魚フリークの銅金裕司が企画した金魚展。いや別に金魚そのものを鑑賞しようってんじゃないですよ。そうじゃなくて、金魚の生息環境を人間の生息環境に近づけることで、忘れ去られつつある金魚存在を再認識せしめ、いまひとたび金魚ブームを巻き起こしてひともうけたくらんでる、ってなわけでもなさそうですね。
[6月24日(土) 村田真] |
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河鍋暁斎・暁翠展 |
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6/1〜7/2 東京・東武美術館 |
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狂斎と号し、地獄絵図や幽霊図、百鬼夜行図など奇想に富んだ絵で知られ、筆禍事件で投獄されるといったエピソードを聞くにつけ、暁斎はさぞかし狂った絵描きかと思ってたら、けっこうマジメではないか。しかも表装まで作品に取り込んだり、画中画が多いところを見ると、絵に対する意識はずいぶん高かったようだ。「書画会の図」など、100人近い登場人物のあいだに50を超す書画が描かれ、17世紀フランドルのギャラリー画を思わせる。さらに興味深いのは、内国勧業博覧会やウィーン万博、パリ日本美術博覧会などに出品し、エミール・ギメやジョサイア・コンドルら滞日中の西欧人と交流をもってたこと。絵の素材や技法こそ伝統的ではあるものの、意識としては当時の洋画家よりも西洋的だったのかもしれない。
[6月25日(日) 村田真] |
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古伏脇司展 |
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6/12-7/1 東京・ギャラリーなつか |
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これまで、なぜ彼が漆を使うのかわからなかったが、今回は漆であることが気にならなかった。いいかえれば、彼の作品はこれまで「漆芸」の枠に入れて見ていたが、今回は「アート」の作品として説得力をもったということだ。あ、ちょっとなまいきでしたか。ごめんちゃいね。
[6月27日(火) 村田真] |
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内海信彦ポーランドプロジェクト2000 |
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6/12-7/1 東京・ギャラリーなつか b.p |
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東に日本大使館占拠事件のペルーあれば行って展覧会を開き、西にユダヤ人強制収容所のポーランドあれば飛んでライヴペインティングを行う。そんな人に内海氏はなった。政治や社会と積極的に関わろうという姿勢は徹底しているが、もはや芸術を超えて宗教的儀式に近づいているようだ。彼がどこにたどりつくか、最後まで見てみたい気がする。
[6月27日(火) 村田真] |
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アート・イン・ホスピタル |
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6/19-30 医療法人湖聖会銀座医院 |
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病院のなかに12作家の作品が展示されている。学校、駅、養護施設など、美術館や画廊以外の公共空間に作品を置くのは最近のはやりではある。でも病院だとさすがに入りづらいし、見づらいもんだ。患者さんがじっと隣で待ってるんだもん。それに病院だから作品の制約も多かったはず。作家たちはそれなりに場所性を考えてつくってるみたいだが、はっきりいって、この病院でしか成立しなかったであろう作品は見あたらなかったし、結局あたりさわりのないものに落ちついたって印象だ。まあ、これで患者さんの悪いとこが直ったっていうならけっこうなことですが。
[6月27日(火) 村田真] |
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試写会『議事堂を梱包する』 |
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6/27 映画美学校 |
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クリスト&ジャンヌ・クロードによる、ベルリンのライヒスターク梱包のプロジェクトを記録した映画。監督はヴォルフラム・ヒッセン&ヨルク・ダニエル・ヒッセンという兄弟。1971年からほぼ4半世紀かけて実現し、その間に何十回もアメリカとヨーロッパを往復したってんだから、クリストもジャンヌ・クロードもたいへんだったけど(髪が白くなっていく!)、映画を撮るほうもごくろうさんなことでした。こういう、まさに「国際的」としかいいようのないプロジェクトを実現させるには、いくつものハードルを越えなければならないし、また越えようにも国際政治の壁が大きく立ちはだかってくる。政治家への説得、政権交代、ベルリンの壁の崩壊、資金集め、作品の安全管理、その他もろもろ。その最大のハードルがおそらく、このプロジェクトを許可するか否かを決めるドイツ連邦議会での評決であった。最後のハードルはもちろん、プロジェクト完遂の瞬間だ。見せ場が多いから映画にはなりやすいけど、それだけになんかウソくささも感じてしまうんだな。
[6月27日(火) 村田真] |
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