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正倉院展 |
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10/28~11/13 奈良国立博物館 |
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年に一度の正倉院の宝物の虫干し。槍とか、矢、鞘にほどこされたさまざまな意匠。戦のときでさえ、そこまで気を遣っていたのかと驚く。これは男の身だしなみってやつでしょうか。
[11月13日(月) 原久子] |
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フジタマ展 ファンシーズ |
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11/2~14 FUKUGAN PLUS[大阪] |
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この展覧会の会場に行くのは2度目。中年から初老のおじさん、おばさんたちのバス旅行の一部始終を撮ったビデオを編集し、撮った人の記録(?)としての目的とはぜんぜん違うがファンシーなフジタマの作品になった。旅の恥はかき捨てか、彼らの騒ぎようといったら凄まじい。行きから帰りまで、ずっとカラオケ三昧。内容とはまったく無関係なサウンドが、最初から最後まで淡々と流れつづける。何度見ても飽きない。一人で見ていても声を出して笑ってしまうんですよね。
[11月13日(月) 原久子] |
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佐賀町2000「希望の光」 |
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11/17~12/3 佐賀町エキジビットスペース[東京] |
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17年間、オルタナティヴ・スペースとして運営されてきた佐賀町エキジビット・スペースが、その活動を停止することになった。これが終わりというのではなく、ここがはじまりという希望をこめたのだろう「佐賀町2000」のオープニング企画の展覧会名は「希望の光」。初日の夜はたくさんの関係者でにぎわっていた。中山ダイスケはじめ計6名のアーティストが参加した展覧会の作品のなかでも、追い出そうにも出ていってくれず、私の脳裏にこびりついてしまったのは木村太陽のハトの作品。頭の代わりにキャスターが上に向いてついて床に並ぶたくさんの濃い灰色のハト型のオブジェ。巨大なハトの頭部が台のうえに載せられ、床に並ぶ胴体のうえを滑ってゆく。木村太陽ってどうしてこんなに最悪なツボをいつもぎゅーっと押してくるのだろう。
[11月17日(金) 原久子]
1983年にオープンした佐賀町も、とうとう17年の活動に幕を引くことになった。その最後の3部作の第1部。出品は荻野僚介、木村太陽、小金沢健人、中山ダイスケ、眞島竜男、宮永甲太郎という30歳前後の若手作家で、キュレーターは菊池敦己と新川貴詩。記念すべき展覧会なのに、半数以上の作品が既知のものなのでちょっとがっかりだ。でも、入口で配られた各作家への質問に対する回答がおもしろい。質問は、「経済流通」への意識、「日本」への意識、「観客」への意識の3つ。とりわけ、大枠から作品内容をつめていく「全体から個へ」の思考が「日本的」だとする宮永甲太郎の回答は示唆に富んでいる。
[11月17日(金) 村田真]
芸大での講義のあと、学生を連れて再訪。ついて来たのは先端芸術表現科2人に日本画科3人、助手の木村くんを除いて全員女性だ。むふふ。ついでに小山登美夫ギャラリーとタロウナスギャラリーも見ようと思ったら、月曜は休みではないか。最近のギャラリーは日月と休むところが多くて困る。でも小山くんは出勤していて「サム・デュラント展」を見せてもらった。
[11月27日(月) 村田真] |
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