村田 真
原 久子
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ジュリアン・オピー展
小林孝亘展
真島直子展
中山正樹展
母袋俊也展
吉川裕美子
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ジュリアン・オピー展
11/14〜12/9 SCAIザ・バスハウス[東京]
CGによる単純化された風景画と肖像画の展示。オピーというと新表現主義の華やかなりし80年代初頭、ラフなタッチの立体で注目を浴びた彫刻家なのに、ネオ・ジオが流行ると作品はハード・エッジになって、とうとうCG作家になってしまった。過去の経緯はともかく、これってCGイラストとどう違うの?
[11月17日(金) 村田真]
小林孝亘展
11/2〜12/2 西村画廊[東京]
タイに移り住んでからも相変わらず身近なモチーフをていねいに描いている。今回は、売春宿の無人のショーウィンドーらしきものが登場。通ってるんだろうか。
[11月17日(金) 村田真]
真島直子展
11/6〜18
ギャラリー川船
[東京]
紙に鉛筆のドローイング。風になびく草原のような、といえば聞こえはいいが、言葉を換えれば凝集する寄生虫か精子のようなゾワゾワ感があり、空間恐怖症を思わせる。かといって草間彌生のように構成を犠牲にして無制限に増殖するわけではなく、むしろ画面 のなかにひとつのミクロコスモスを構築する意志が感じられる。もっと評価されていい作家だと思った。
[11月17日(金) 村田真]
中山正樹展
11/13〜25 ギャラリー手[東京]
中山正樹というと、以前は自分の身体を幾何学形態の一部に使ったコンセプチュアル・フォトを制作していたが、最近はその写真をもとになんともポップな作品に展開している。同展キュレーターを務めた彦坂尚嘉さんは、「同世代の中高年アーティストが停滞から退化をたどっているに対して、そこで中山は、ワッペンの作品とマンガの吹き出しの付いた写真作品を出していて、その発展的な若さと前衛的な元気の良さが新鮮であった」と述べている。このふたりの「中高年アーティスト」が編集に関わる『テオリア』も、底抜けに威勢がいい。
[11月17日(金) 村田真]
母袋俊也展
11/6〜18 ギャラリー毛利[東京]
昨年、母袋は自分の住む神奈川県藤野町に「絵画のための見晴らし小屋」をつくった。これは内部が暗いカメラオブスクラみたいな小屋で、3方にうがたれた矩形の穴から山(遠形)、林(中景)、草(近景)といった風景がながめられる。彼自身の絵画の問題を立体化した体験型の装置だ。今回はその小屋のドキュメントと、その小屋からながめた風景に基づく絵画の展示。
[11月17日(金) 村田真]
吉川裕美子展
11/14〜19
ギャラリーマロニエ
[京都]
蓮の種は、果床のなかで長い眠りに入っている。和紙に蓮の果床の写真をモノクロコピーし、さらにその紙を用いて、いくつもの果 床をつくり中に灯りをいれて天井から吊り下げ展示している。水面が天にあるようなふうに。
[11月18日(土) 原久子]
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