ArtDiary ||| 村田 真のアート日記 |
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4月2日(木)
昼過ぎ、福岡へ。IAFの山野真吾氏と宮本初音ちゃんの招きで、「アーティスト・イン・レジデンスを考える」という講演。地味なテーマだが、今秋「ミュージアム・シティ福岡」でもアーティスト・イン・レジデンス(クソ長いので以下AIRに略)を導入するため関心が高いようだ。AIRの起源と今日的意味についてしゃべり、ヨーロッパと日本のAIRの実情をスライドで紹介した後、質疑応答。みんな熱心に聞いてくれた、と思いたい。 |
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4月3日(金)
タイ出身のナウィン・ラワンチャイクンのビデオ・インスタレーションを見に、福岡市南西部の室住団地へ。この団地に住むナウィンが住民にインタビューした映像を屋外で流している。ナウィンを呼び出したものの、次の予定があってゆっくり話ができず、残念。 |
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4月4日(土)
午後1時半パブリック・ディスカッション開始。前半はジルの映像を見ながら、後半は会場からの質問を受けながら話を進める。昨晩しゃべりまくったせいか、ジルも川俣も発言は控えめで、なんとか無難にやりすごそうとする司会としてはほっとした。 |
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4月5日(日)
昨日早朝、田川に駆けつけてくれた山野氏と藤浩志氏の3人で福岡に戻る。飛行機は夕刻なので、それまで臨海の再開発地区シーサイドももちに設置された申明銀、椿昇らのパブリックアートを見てすごす。 |
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4月10日(金)
夜10時頃、川俣とジル、ベティ、オリヴィエらが恵比寿で飲んでいるというので駆けつける。写真家の安斎重男氏やPHスタジオも来ていたが、川俣とジルは相変わらずディスカッションしていて、PHスタジオの3人はあきれて帰ってしまう。安斎さんはフランス語で茶々を入れたり手品を披露したりして気を逸らそうとするが、そのうちフランスの3人がマジで論争を始めたので、ほっといて飲みくさる。 |
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4月12日(日)
愛する妻と「ビーン」を見る。帰ってから、珍しくアーロン・エルキンズの『偽りの名画』(ハヤカワ文庫)を読む。一方はコメディ映画、一方はミステリー小説だが、偶然にも共通する点が多い。 |
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4月14日(火)
夕方、渋谷ゼクセルに中村哲也の作品搬入を見に行く。ゼクセルは自動車部品メーカーで、本社1階に展示スペースがあり、そこでぼくとPHスタジオの池田君と、たまきん(埼玉県立近代美術館)の松永氏の3人が交代で、年3回企画展を開いていくことになった。その第1回目がぼくの選んだ中村君なのだ。中村君は嬉しいことに「とんでもないもの」をつくってくれた。どんな「とんでもないもの」かって? ヒント「飛ばない」。まあ見てちょーだい。 |
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nmp net gallery スタジオ食堂 中村哲也 |
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4月15日(水)
東京国立近代美術館の加山又造展、ワタリウムの岡本太郎と現代芸術大賞展、ギャラリーシマダのデイヴィッド・ハモンズ展、スパイラルのTAKEOペーパーショーを見る。圧巻はなんといってもデイヴィッド・ハモンズ。と、ペーパーショーの会田誠。 |
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